尿路結石(腎臓、尿管、膀胱、尿道など)の症状や治療法を扱う専門HP
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前兆症状があることも

尿路結石の主な症状は、腹部や背部に起こる痛みです。一般的には、激しい痛みが突然はじまると思われていますが、多くの場合では、ちょっとした鈍痛などが前兆症状として現れます。なお、結石が小さかったり、尿路の広い部分にあったりする場合は、痛みがないことがあります。これを「サイレントストーン」と呼びます。

結石のできる場所によって自覚症状は異なる

痛みの起こり方は、結石ができる場所、大きさによって異なります。ここでは、場所ごとにどのような痛みがあるのかまとめてみましたので参考にしてみて下さい。

結石のできる場所 症状
腎臓結石 サンゴのようなゴツゴツしたかたちの結石がみられる。 痛みはほとんどなく、腰から背中にかけて重苦しい感じがする程度。結石が大きくなると腹痛や血尿があらわれる。また、尿の排出がうまくいかなくなって水腎症(進行するば腎不全になる)をおこすこともある。腎臓から尿管に落ちると激痛が現れることもある。
尿管結石 砂粒程度から小指の大きさ程度の結石がみられる。 顔が真っ青になり、冷や汗がでるほどの激しい痛みがあり、嘔吐してしまうこともある。痛みは、尿管から下へ向かって起こる。腰が痛むこともある。痛みは突然始まり、数時間で治まる。一般的には、尿がもっとも濃縮される明け方に痛みが起こることが多い。なお、痛みがなく、冒頭でご紹介したサイレントストーンの場合もある。
膀胱結石 排尿直後の痛み、尿がにごる、血尿がでるなど。もともと尿がでにくく、カテーテルを長い間留置している、あるいは残尿が多いときは膀胱結石ができていることがある。
尿道結石 尿がでにくくなる、排尿時に痛み、排尿に時間がかかる、血尿(肉眼ではわかりにくい)などやや前立腺肥大症のような症状が現れる。
前立腺結石 症状はほとんどないが、まれに残尿感や頻尿がある。

以上のような症状がみられる場合は、泌尿器科で受診してみてください。

尿路結石の痛みの特徴

尿路結石による痛みは、他の病気で起こる痛みに比べて次のような特徴があります。

  • 痛みは2~3時間程度の間隔で起こり、数日間以上続くことはまれ
  • 自律神経症状や陰嚢や会陰部への放散痛がある
  • 痛みの程度には個人差がある

痛みが起こるメカニズム

尿路結石に伴う疼痛(うずくような痛み)は、多くの要因で生じます。主なものに、腎盂内圧の上昇があります。尿路結石が内臓のどこかの部位ではまり込んでしまうと、粘膜の損傷と尿路の拡張が生じ、尿管が痙攣して収縮し、腎盂内圧が上昇します。内圧の上昇が続くと、腎被膜が伸びたり、尿路外へ尿があふれたりします。尿路の拡張があった尿は、正常の弱酸性から酸性に傾いているため、尿路外へあふれた尿により組織は刺激を受けやすく、ときに障害を起こし、疼痛が増すと考えられています。また、尿路感染を合併しているときも疼痛の原因となります。

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